ちょうど3月の3日。
近所のブックオフで、昔、小学生時代に読んだ本を夢中になって探してた。
赤川次郎「プロメテウスの乙女」
内田康夫「明日香の皇子」
アガサ・クリスティー「そして誰もいなくなった」
この3つは見つける事が出来た。
何を読んでいたか覚えていないけれど、棚の端から端までタイトルを見ていると、
「ああ、これはアノ頃読んだ」って思い出が浮かび、「すると、アノ本が読みたいわ」
と次々と本のタイトルも浮かんで来た。

そして、今回初めて手を出したのが松本清張。
「黒革の手帳」はドラマとは全く違う色気があった。ドロッとした女がタップリ。
本阿弥光悦や運慶、小堀遠州の人生を一瞬切り取ったような「小説日本芸譚」
社会に飲み込まれた哀れみを持つ男、ただ悪い男。矜持を貫く男たち。
私は昭和の影響を多く受けて育った世代。
昭和の文章は色気があって、素敵。今の自分にはとっても良く響いた。